ぶっつけ
皆さんは「ぶっつけ」という言葉をご存知だと思います。
一般的には「準備や予告なしに」とか「物事をいきなりすること」などを意味します。
例えば「ぶっつけでテストに挑んだ」「風邪で体調が悪くて練習出来ずに、ぶっつけで試合に出た」などに使います。
でも芸能界用語では、一般的な意味とは異なる意味で使われています。
ぶっつけの意味とは?
ぶっつけは一般的には「練習無しにいきなり」という意味で使われます。
芸能界では「芸能界用語」と呼ばれる隠語があります。
一般的な意味と全く違う意味で使われている事も多くあります。
テレビを見ていて耳にする機会もありますよね?
芸能界用語で「ぶっつけ」の意味を説明いたします。
「ぶっつけ」の場合は、一般的な意味とほぼ近い意味で使われています。
『リハーサル無しで、本番(収録)すること』を意味します。
テレビ番組を収録する時には、リハーサルをしてから本番の収録をします。
「ドライリハーサル(美術セットの中で動きの確認)」→「カメラリハーサル(本番と同様のカメラ割の確認)」→「ランスルー(最終リハーサル)」→「本番」というように、本番を成功させる為にリハーサルを重ねます。
特にドラマなどではリハーサルが必要とされています。
NGを出さないようにする為でもありますが、実際には何度もNGが出てしまう場合もあるようです。
ただ番組よってはリハーサルを省く場合もあるようです。
撮り直しが出来ないものは、「一回きりのぶっつけ本番」で撮影する事もあります。
またバラエティー番組などで、アドリブなどその場の空気を重視した撮影の時にも、「ぶっつけ本番」で撮影する事もあるようです。
ぶっつけの使い方
ここでは「ぶっつけ」の使い方をご紹介します。
①「ぶっつけ本番だけど、良い映像が撮れた」
→リハーサル無しだけど、良い映像が撮れた。
②「日の出の撮影なので、ぶっつけ本番でいきます!」
→日の出の撮影なので、リハーサル出来ません!