ツェーマン
皆さんは「ツェーマン」という言葉をご存知ですか?
クラシック音楽をされていた方は、「ツェー」という言葉をご存知かもしれませんね。
ツェーマンのツェーは、Cのことで音名(ド)の事です。
ツェーマンはドイツ語読みで、「C」は英語読み、「ド」はイタリア語読みになります。
芸能界では特殊な意味でも使われています。
ツェーマンの意味
芸能界では、「ツェーマン」は『一万円』の事になります。
つまりお金(ギャラ)の数え方に使われています。
クラシック演奏家達が、数字を「音の単位」に置き換えて表現していたのを、芸能界でも使われるようになったようです。
※音階
「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド」(イタリア語読み)
「C・D・E・F・G・A・B」(英語読み)
「ツェー・デー・エー・ エフ・ゲー・アー・ハー」(ドイツ語読み)
このドイツ語読み+「マン(万)」を付けてお金の数え方にしています。
「C(ド)ツェー」→ツェーマン→1万円
「D(レ)デー」→デーマン→2万円
「E(ミ)イー」→イーマン→3万円
「F(ファ)エフ」→エフマン→4万円
「G(ソ)ゲー」→ゲーマン→5万円
「A(ラ)エフ」→エーマン→6万円
「B(シ)ハー」→ハーマン→7万円
※8は「Octave」、9は「9(ナイン)」に置き換えています。
また上の例は「○万円」という単位になっていますが、「○千円」や「10万円」の場合は?という疑問がわいてくると思います。
例えば「3千円」なら「イーセン(千)」になり、「10万円」なら「ツェージューマン(十万)」となるようです。
確かにドイツ語には馴染みが無い人が多いと思うので、隠語としては成立しているなと思います。
ツェーマンの使い方
ここでは「ツェーマン」の使い方をご紹介します。
①「デパートの営業のギャラは、ゲーマンだった」
→デパートの営業のギャラは、5万だった。
②「悪いけど、デーマン貸してくれない?明日返すから」
→悪いけど、2万円貸してくれない?明日返すから。