リテイク 時をかける想い/人生はやり直すものではなく、乗り越えるものだ




リテイク 時をかける想いのキャストとあらすじ

リテイク 時をかける想い
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キャスト筒井道隆/成海璃子/敦士/おのののか/木下ほうか/浅野温子
あらすじ

新谷真治の役職は、法務省の民事局戸籍監理課の課長だ。戸籍監理課は、同僚から「やってもやらなくてもいい仕事をしている課」とバカにされていた。

でも本当の仕事は、未来からやってくるタイムトラベラーを、専用の居住区に隔離し、保護観察下に置くという、法務大臣政務官からの極秘任務だった。

切ない…未来人の成海璃子さんの演技に注目!

タイムマシン、タイムトラベル、SF映画を観て憧れていました。過去に戻って、亡くなった人にもう一度会いたい。
未来に行って、自分の結婚相手を見てみたい。人それぞれ色んな夢があると思います。

でもこの夢は、実は危険な事なんだと思わせるドラマでした。
このドラマは未来人(未来から過去へ来た人)がもたらした事件を、阻止する為に極秘で確保するというストーリーでした。

未来人も、当たり馬券を知っているので、違法に稼ぐ悪人もいれば、未然に犯罪を止めようとする良い人間もいます。
でも例え良い事をしたとしても、それは過去を変えてしまう事になります。

そして、悲劇を防いでも、別の悲劇に見舞われるというペナルティのような運命が待っているだけでした。
最初は未来人の確保と監視でしたが、タイムマシンの発明を止めよう奔走していきます。

タイムマシンは空想の世界のものと思っていましたが、スマホとか、AIとか、自動運転の車とか、未来の国のものが実現化されています。
タイムマシンも遠い未来のものでは無いのかな?と思いながら観ていました。

凄く意外だったのが、未来人を確保する側の薫が、実は未来人だったという事です。しかもこの部署を作るように提案したのも薫でした。
なぜ?何の目的で?という理由は、父親への愛情でした。

上司と部下として再会した父娘、最後には親子として話す事が出来ました。
未来人と分かり住んでいたいた部屋を訪ねるシーンで、部屋の中はほぼ空っぽの状態でした。

未来人が着ている白い服が残されていて、その空っぽの部屋が空っぽの心を表しているようで、悲しい気持ちになりました。
心に残ったセリフがありました。

誰にでもやり直したいつらい過去はありますよね。
でもそれは乗り越えないといけないんです。

人生にリテイクはない。
人はやり直せない今を全力で生きるから輝くんです。

1秒づつ、死ぬまで未来へ向かっています。
そして1秒づつ過去になっていきます。

後ろを振り返らず、未来へ前を向いて生きていこうと思わせてくれるドラマでした。


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