とげのキャストとあらすじ
倉永晴之は妻と小3の息子と共に穏やかに暮らす小市民。過度な贅沢はせず、犯罪にも手を染めず、慎ましく暮らす毎日だった。飼っている熱帯魚・アロワナと発泡酒だけが癒しだった。
市民生活部市民相談室の主査(係長)になり、市民からの苦情や要望にストレスもMAXだった。
見栄っ張りの上司、ヒステリー気味のアラフォー女子、空気の読めないミニスカ厚化粧女子と、頼りにならない職場のメンバーと、妻の怪しい行動、息子のいじめ首謀者問題など悩みは尽きない。そして津井に倉永は切れた!
応援したくなる!哀愁の公務員の田辺誠一さんが切なすぎる
相談室=苦情係という決してやりたくない仕事に従事している倉永主査に、心から同情してしまいました。
クレームを入れる人は、たいがい怒りMAXな状態だから、仕事とはいえ、怒りをぶつけられる側は気の毒に思います。
毎日、人から怒りのトゲを、体に刺されていく感じが伝わってきました。
どのエピソードも、日常のあるある!的な事なので、違和感なく観られました。あ~こういう人いるよね!とか、これはダメだよね!言い返せばいいのに!とか、思わず独り言でツッコんでしまいました。
自分もクレームを入れる時は、感情的に話さず冷静になろうと思いました。
それでも家庭が癒しの場ならまだ救いがあるけど、残念ながら家庭にも問題が山積みで、ストレスが増える事があっても減ることは無く、熱帯魚とビールに癒しを求める日々。
見ていて切なくなってきます。やはり癒してくれるのは、ペットだけなんですね~
そして遂にストレスがMAXになり、倉永は切れてしまいます。でもね~タイトルが逆襲なので、もっとブチ切れても良かったと思います。というか、キレて欲しかったですね。
体に刺さっているトゲを、全部吹き飛ばすくらいのギャップがあったら、観ている人のストレスも吹き飛ばせたんじゃないかなと、そこは残念に思いました。出来ないところが逆にリアルなのかな~でもドラマなので、そこは頑張って欲しかったかな。
ゆういつ救われた感があったのは、老人ホームや遺言相談していたおばあさんがいたのですが、おばあさんの手作りお弁当を、偏食していた男の子が食べてくれたシーンがあって、そこはほっこりしました。
このドラマは、フジテレビのFODで気になって観てみました。忙しくてリアルタイムでドラマを観られないので、とても便利だな~と思います。