巻く(巻いていく)とは？芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】

巻く(巻いていく)

皆さんは「巻く(巻いていく)」という言葉をご存知だと思います。

一般的には「物の周りに緩み無く絡める」「ねじ等を捻り回して締める」などの意味に使われています。

例えば「糸を巻く」「オルゴールのネジを巻く」などと使います。

でも芸能界用語では、一般的な意味とは異なる意味で使われています。

巻く(巻いていく)の意味とは？

巻く(巻いていく)という言葉は、渦巻き状に絡める動作などで一般的には使われています。

でも芸能界では「芸能界用語」と呼ばれる隠語があります。

一般的な意味と全く違う意味で使われています。

テレビを見ていて耳にする機会もありますよね？

芸能界用語で「巻く(巻いていく)」の意味を説明いたします。

『時間調整の為に急ぐ、時間を早めること』を意味しています。

テレビの撮影やイベントなどの時に、様々な理由で収録時間が遅れてしまう事がよくあります。

スタジオや会場では次のスケジュールが入っている事が多いので、時間通りに終わらせなければいけません。

撮影にはリミットがあるので、スタッフは予定時間に終わらせる為に時間調整をしなければいけません。

そこで収録者に「巻いて下さい」と伝えて、出演者に協力をお願いします。

出演者も「巻く」為に、コメントを短くしたり、進行がスムーズに進むように協力し合います。

業界用語で「押しています(時間が遅れている)」と「巻いて(急ぐ、早める)」セットで使われる事が多いようです。

撮影現場にはタイムキーパーがいて、時間を管理しています。

テレビにはコマーシャルがあるので、その時間も含めて一時間とか二時間の番組を作るので、収録時間を管理する必要があるようです。

「巻く(巻いていく)」の使い方

ここでは「巻く(巻いていく)」の使い方をご紹介します。

①「収録を10分巻いて下さい」

→収録(時間)を10分早めて下さい。

②「巻いているので、何とか間に合いそうです」

→急いでいるので、何とか間に合いそうです。