牡丹と薔薇のキャストとあらすじ
生まれた夜に誘拐された姉の真世、姉の存在を知らずに育つ富豪の令嬢の妹の香世。
運命のイタズラで離れ離れになった姉妹は再会し、同じ男を愛した事で愛憎劇に翻弄される。
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「真世と香世」「牡丹と薔薇」花の狂乱は美しく残酷な蜜の匂いがする
怖いです。
狂気に満ちています。
小沢真珠の演技が凄過ぎます。
デフォルメされてはいますが、愛や嫉妬に狂った女の本性が描かれていると思います。
韓流ドラマでは良くある愛憎劇ですが、それに匹敵するくらい自己チューな香世が怖いです。
でもこういうドロドロ系って、自分のリアルな生活とはかけ離れているストーリーなので、ハマってしまうんですよね~
何だろう、香世の中に自分のストレスを投影して発散しているのかもしれないと、チョッと自分が怖くなったりして…
決して香世に共感しているわけじゃないのに、不思議な感じです。こういうドラマって、出てくる男が最低なんですよね。
だから女が狂ってしまう原因にもなっていると思います。
牡丹と薔薇の有名なシーンといえば、香世のとんでもない料理です。
このシーンが見たかったと言っても過言ではありません。「財布ステーキ」です。
真世と浮気をする夫にキレた香世が出した料理で、牛皮財布をステーキにして、グレイビーソースをかけたシュールな料理です。
怖い…怖過ぎますよね?
昼ドラでは結構お馴染みなとんでもない料理は、さらに狂気を増したスパイスのようなものです。
どんどんエスカレートしていきますが、だんだん慣れてくるのが不思議ですね。
どこまでやるんだろう?と若干期待している自分も怖くなってしまいます。
ここまで憎んでいたら、最後は殺しちゃうのでは?と恐ろしい想像をしてしまいましたが、意外な結末を向かえます。
真世の病気で香世の気持ちや態度が変わるからです。
やっぱり姉妹なんですね。
逆に病気になった事で正気に戻ったのかな?
でも香世も病気なんですね~
こんなところだけ、仲良く病気になるのが、とても皮肉だと思いました。
香世は真世を助けます。
そのせいで自分のカラダがダメになってしまうのに。
真世もその責任を感じて、二人で生きていく事を決断します。
色々あったけど、最後はハッピーエンドなのかな?と思ったら、え~そうなるの?というエンディングが待っています。
運命に翻弄された二人が憐れに思え、せめて静かに暮らしてねと祈りながら、このドラマを見終えました。