犯罪症候群season1/復讐するも地獄、しないのも地獄




犯罪症候群season1のキャストとあらすじ

犯罪症候群season1
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キャスト玉山鉄二/谷原章介/渡部篤郎
あらすじ

妹を殺された武藤と、天涯孤独で、唯一愛した恋人を殺された鏑木。
復讐はせず、犠牲者を二度と出さないように決意する武藤。犯人への殺意が止められず、警官を辞めた鏑木は探偵となった。

そんな時、5歳になる娘が誘拐される事件が起こる。身代金が小口金額な事から違和感を覚え、二人は事件を追う。

愛する心が鬼になる、玉山鉄二さんの迫真の演技に注目!

このドラマのテーマは、復讐の是非を問うだと思います。
鏑木と武藤は愛する人を殺されます。しかも二人の愛する人は、同じ人物です。鏑木にとっては妹で、武藤にとっては恋人です。

悲しみは同じでも、二人は真逆な選択をします。鏑木は復讐よりも、同じような被害者を出さない事を、武藤は犯人に復讐したい、殺してやりたい!と思います。

実際に捕まった犯人は未成年でした。武藤は刑事だけど、怒りの気持ちを抑えられず、犯人をボコボコにしてしまいます。
自分の心の中の鬼を追い出せずに、警察を去る事を選択します。

犯人を殺さなかったのは、犯人が未成年で、自分が刑事だという理性がストップさせたのだと思います。
刑事とは言え人間、理性で抑えられるレベルでは無い怒りってあると思います。

でも犯人を殺さなくて良かったと思います。同じ事をすれば、自分も犯人と同じグズになるからです。
未成年は保護されているので、殺人犯でも刑が軽くなる現実があります。

個人的には罪は罪、もっと重い刑にすべきだと思っているので、武藤の無念さは共感できます。
実際に復讐しなくても、どちらかというと鏑木より武藤に感情移入してしまいました。

そして5歳の子供が誘拐され、身代金を要求してくる事件が起こってしまいます。
ドラマとは言え、子供が犯罪に巻き込まれるのは、見ていて不快感がありました。

しかも、人質の安全より金を優先させた家族に吐き気がしました。
このエピソードは、被害者を子供にしなくてもと残念な感じがします。

テーマがテーマだけに、終始重い空気でドラマが進行していきます。
玉山鉄二さんの唯一愛した女性を殺された苦しみ、やりきれなさが凄く表情に出ていて、可哀想過ぎて泣けてきました。

渡部篤郎さんは、見ていて憎らしくなる悪い役で、こういう役もハマりますね。
このドラマは演技派の俳優陣なので、凄く引き込まれて観る事が出来ました。

season1なので、続きが気になります。
私はフジテレビFODで観ましたが、season2も観られたらいいなと思います。


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