息もできない夏のキャストとあらすじ
谷崎玲は、洋菓子店でアルバイトしてパティシエになるという夢を持つ18歳。
高校時代からアルバイトを続けて、正社員に途用されることが決まった。
樹山龍一郎は、区役所の時間外受付の臨時職員をしている。
以前は大手新聞社の社会部記者だったが、ある事件がきっかけで新聞社を退社していた。
玲は、正社員になる為の書類の住民票記載事項証明書などを取るため、区役所夜間受付で書類の申請をした。応対したのは樹山だった。
調べた結果、住民登録がされていないことを玲に告げた。
武井咲さんの絶望に立ち向かう演技に注目!
無戸籍とDVがテーマのドラマです。予想通りに重い内容でした。
夢にキラキラして、正社員になれると喜んでいたのに、一転して地獄に突き落とされる感じです。
戸籍って手続きが無い限り、取り寄せたりしないですよね?
でも、あるのが当たり前と思っていたのに、それが無いと分かった時、人はパニックになると思います。
私の周りに夫からDVを受けていた人や無戸籍の人が偶然いて、話を聞いていたので他の人よりはリアルに感じられました。
DVの人はたとえ治したいと思っても、治ることは無いそうです。
駆け込み寺のような所へ逃げるしかないそうです。
これはDVされていた人が、保護機関に相談して言われた事です。だから玲のお母さんの気持ちは理解出来ました。
無戸籍についても、法律が変わって救済される方向へ進んでいますが、まだまだ問題があるので当事者は辛いと思います。 最終的に玲が幸せになれる方向で終わったので、良かったと思いました。
ただ、酷い人達が良い人になっていくのが、チョッと不自然に思えました。
基本ハッピーエンドが好きなんですけどね。
玲の実父が死んだのは、バチが当たったのかな?
許されたわけじゃないけど、死に目に会いに来てくれた事で、少しは救われたのかな?と思いました。
樹山とのロマンスは無かったですね~
そうなったら、安っぽいドラマになったからなのかな?年の差もあるしね。
どうせなら、一年後とか三年後とか、みんなが前を向いて歩いていて、幸せそうな生活を送っているシーンとか入れて欲しかったな。
そのタイミングで樹山と再会したら、また違った展開が期待出来そうだなと思いました。
このドラマを観て、DVに苦しむ女性が救われる世の中になって欲しいと、改めて思いました。