なめるとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




なめる

「なめる」と聞いて、どんな事を思い浮かべますか?

①舌で撫でる事(飴を舌で味わう)

②ゆっくりと味わう事(酒を味わう)

③見下す事(年下だと思ってバカにする)

だいたいこの3つを思い浮かべると思います。

芸能界には業界用語(隠語)があって、一般的な使い方では無い意味があったりします。

いわゆる専門用語として使われています。

「なめる」の意味

芸能界の業界用語(隠語)で「なめる」は、カメラワークや撮影の時に使われる言葉です。

例えば撮影で、画面の手前に何かを入れて、その奥の主体の被写体を映す構図のカメラワークの一つで、「なめショット」や「入れ込みショット」とも言います。

また下から上に向かってカメラを移動させて、カメラアングルを上げるカメラワークのことです。

アイスクリームをなめるイメージで動かず、カメラワークです。

一定方向にアングルを移動させて、全体を映す場合もあります。

「○○さんの肩をなめて」という指示の場合は、○○さんの後ろから肩を映し、その向こうにいる相手を撮影するカメラワークとなり
「越しショット」とも言われています。

また「近付く」という使い方もします。

マイクを「なめる」という時は、マイクに近付くことを意味します。

マイクを舐められるほど近い距離で声を出す事で、演技の中で小声のシーンや距離の近さを表現するために使います。

照明の場合は、照明器具を「上下左右」または「斜め方向」に向けながら照らすことを事を言います。

撮影現場では、「カメラ担当」と「照明担当」が主に使う言葉のようです。

本来の「なめる」とは全く違う意味でしたね。

「なめる」の使い方

①ご対面コーナーで、足元からなめるように映して、最後に顔を映す事で、視聴者に「誰だろう」と想像させる効果がある。

→ご対面コーナーで、足元(下)から上方向まで映して、最後に顔を映す事で、視聴者に「誰だろう?」とさせる想像させる効果がある。

②「司会者の肩をなめて、ゲストを映した」

→司会者の肩越しに、ゲストを映した。

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