演者
皆さんは「演者」の意味をご存知ですか?
一般的に演者とは、「演説をする人」の事を指して言います。
自分の考えを沢山の人の前で話す事ですよね。
講演会だったり、街頭だったり、話を聞いた事があると思います。
これ以外にも別な意味で、演者が使われている業界があります。
それは芸能界で、業界用語(隠語)と呼ばれる言葉です。
演者の意味
芸能界の業界用語(隠語)で「演者」は、『芸や劇を演ずる人。キャスト』の事を意味しています。
芸能界の業界用語(隠語)は、一見すると分かりづらい隠語もありますが、演者は「演じる者」の略なので、分かりやすい方ですね。
演者は俳優、女優、子役の事です。
ドラマや映画など、一つの作品を作るとき、観客や視聴者から観ると、演者しか目に入らないかもしれません。
でも、演者の他に舞台の大道具や小道具を作る美術スタッフ、音響スタッフ、照明スタッフ、衣装のスタッフ、沢山の役割があり、沢山の人がそれぞれのするべき事をしています。
どの世界でもスポットライトが当たる人、それを支える人がいて、仕事は成り立っていると思います。
「演者」にもそれぞれの役割があります。
演者をまとめて「出演者」と言います。
演者から見て他の演者の事を「共演者」と言います。
作品の主役を演じる人を「主演者」と言います。
主演者の演技を助けて演じる人の事を「助演者・脇役」と言います。
様々な役目の演者がいてこそ、物語が成立していると客観的に見ると、自分は会社の中では脇役だと思っていても、「自分の人生の中では主役」だと気付いたりするものです。
演者の使い方
ここでは「演者」の使い方をご紹介します。
①「あの演者はアドリブが得意で、現場の雰囲気が明るくなる」
→あの俳優(演じる人)はアドリブが得意で、現場の雰囲気が明るくなる。
②「このドラマは演者とスタッフを合わせて、150人になります」
→このドラマはキャスト(演じる人)とスタッフ合わせて、150人になります。