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鴨、京都へ行く。のキャストとあらすじ
財務省でバリバリ働いていた上羽鴨は、母の訃報で京都へ帰る。
実家は老舗旅館で、女将の母の死で売却を考えたが、思いと裏腹に旅館を継いで女将になる事になる。旅館買収の動きや癖のある従業員、鴨は旅館を建て直せるのか?!
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松下奈緒、財務省のキャリアウーマンから女将に転職します!
上羽鴨は、京都や老舗旅館の作法や風習を嫌っていた反動か、財務省でバリバリ働いていました。
人に謝る事が出来ない高飛車な感じで、美人だけど嫌みな女です。
きっとこれから振りかかる災難に、四苦八苦しそうと予感させるチョッとワクワクしました。
案の定、何一つ上手く行かないし、人望ないし、運まで無い感じです。
空回りしています。
そこへ絡んでくるのが、椎名桔平さん演じる衣川周平が胡散臭くていいんですよね。
こういう役お見事です。
このドラマは、脇の役者さんが安定感があるので、中高年の人も安心して見られます。
オール京都ロケなので、京都の美しい情緒のある街並みを見られるのも素敵です。
松下奈緒さんはスーツより、着物の方がキレイでした。
キレイと言えば、若村麻由美さんが圧倒的に美しいんです。
実際に京都の老舗旅館に、若村さんみたいな女将がいたら、予約の取りずらい人気旅館になるだろうと思います。
着物姿も麗しいし、所作が上品、しかも色っぽい!
この二人を見るだけで、目の保養になります。
自分を曲げない頑固なところがある、ある意味チョッと不器用な役って、松下奈緒さんにピッタリですよね~
鴨は三枚目的なところもあるし、お嬢様っぽい役より好きですね。
この旅館は借金があるんですが、長州藩の軍資金が隠されているという話が飛び出してきますが、結局ハッキリ分からず終わってしまいました。
最初は反発していた鴨と従業員ですが、鴨が成長していく事で距離感が縮まって行きます。
最後は、みんなの心が一つになっていく過程が、見ていてほのぼのと温かい気持ちになれるドラマでした。
最終回での鴨のスピーチのシーンは、とても良かったです。
1話の生意気で嫌な女とは、すっかり見違えるほど変わっていました。
そのスピーチを聞いている従業員の姿にもホロッときます。
あと、埋蔵金を掘るシーンがあるのですが、結婚した従業員が夫婦の最初の共同作業で、スコップで掘っているのが可愛らしくて、好きなシーンでした。