花嫁のれんのキャストとあらすじ
キャリアウーマンの奈緒子は、金沢の老舗旅館『かぐらや』の長男の宗佑と結婚。
でも義母の志乃に、加賀伝統の婚礼儀式「花嫁のれん」を経ていない「えんじょもの」(よそ者)と嫁として認めない。
奈緒子は夫の借金を返すために『かぐらや』で仲居として働く事に。奈緒子の奮闘記が始まった!
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奈緒子の嫁のプライドと花嫁のれんを賭けた日々が始まった!
今は亡き野際陽子さんが、お姑役のドラマです。
あのTHE姑!という演技がもう見られないのは、とても残念です。
シリーズが終わると、次はいつ始まるかな?と思えるドラマです。
花嫁のれんは昼ドラなので、嫁姑バトルと言ってもドロドロ系の暗い話ではありません。
姑の志乃は厳しいけど、意地悪なわけではありません。
心の底には愛情を持っている人なので、後味の悪さを感じないのが、長くシリーズ化された理由かなと思います。
嫁の奈緒子も思った事は主張する嫁だけど、可愛げが無いわけではありません。
お互い本音で戦うけど、相手を思いやる気持ちも持っています。
だから、見ている人がスカッとした気持ちになるような気がします。
夫の宗佑はダメダメで、逃げてばかり。
嫁や母親に尻拭いさせるような弱い性格です。
母親が強いと、甘えたな息子になってしまうのかな?
だから母親みたいな嫁を選んだのかな?と思ってしまいました。
テンポ良く進むストーリーと、奈緒子と志乃の掛け合いや、お腹の中の気持ちのセリフが面白いです。
このドラマを見るまでは、花嫁のれんという儀式があるなんて知りませんでした。
地方の風習って、なかなか知る機会が無かったので、こういうドラマがあると、その地域に興味を持ったり、旅行してみようかな~という切っ掛けになるかなと思います。
このドラマの隠し味的な役割をしているのが父親の辰夫で、気の強いと嫁と妻の仲裁になっています。
大人しくて余計な事は言わない昭和の父親ですが、嫁も姑も辰夫の事は一目置いているし敬っています。
家族円満の秘訣は、家族の柱となる敬える存在の人がいる事なのかな?と、古き良き時代の日本を感じることが出来ました。
韓流ドラマだと、家族愛が深く描かれているけど、最近の日本のドラマにはそれがありません。
花嫁のれんのようなドラマを見ると、ほっとするのは家族の絆をチャンと描いているからなのだと思います。
トムとジェリーのように、仲良くケンカしている嫁と姑の楽しいドラマでした。