かぶる
皆さんは「かぶる」と聞いて思い浮かぶのは「帽子をかぶる」「罪をかぶる」など、色々なイメージがあると思います。
とても広い意味で「かぶる」という言葉を使っている事が分かります。
芸能界の業界用語(隠語)にも「かぶる」という言葉があります。
一般的な「かぶる」と意味が違うのか、調べてみました。
かぶるの意味
①頭の上に乗せる、上にかけて覆うこと。(帽子、布団など)
②上から浴びること。 (水、波など)
③身に受けること。 (罪、借金など)
一般的な「かぶる」という意味は、この3つだと思います。
芸能界の業界用語(隠語)の「かぶる」にも幾つかの意味があります。
①出演者が他の出演者と同時に喋ってしまうこと。
②身体がカメラ位置に対して重なってしまうこと。
③キャラクターが似すぎてしまうこと。
主にこの3つで使われる事が多いようです。
特に先輩と同時に喋ってしまったり、自分のカラダで相手を遮って隠してしまったりすると、叱られてしまうケースが多いようです。
キャラクター(見た目、話し方、性格など)が似ていると、後から出てきた人はバッシングを受ける事もあります。
女優や大御所タレントと、衣装の色が被ったりすると、クレームが入る事もあるようです。
またスケジュールのダブルブッキングは裏かぶりといい、「同じ時間帯にテレビ番組に重複して出演してはダメ」という暗黙のルールに反します。
契約違反となり、カットされてしまったり、モザイクをかけられたりする事もあります。
「かぶる」というのは、色んな場面で「良くない状態」を表しています。
かぶるの使い方
ここでは「かぶる」の使い方をご紹介します。
①「トーク番組で前に出すぎて、先輩芸人にかぶってしまい頭を叩かれた」
→トーク番組で前に出すぎて、先輩芸人の姿を隠してしまい頭を叩かれた。
②「人気タレントとキャラがかぶり、共演NGになった」
→人気タレントとキャラが似すぎていると、共演NGになった。