民衆の敵~世の中、おかしくないですか?!~のキャストとあらすじ
佐藤智子は、夫と保育児の息子の3人家族。
夫婦同時に失業し、高額収入目当てで政治家に立候補し当選。
不純な同期で政治家になったが、政治の矛盾と戦う事に!陰謀渦巻く政界の中で、人を幸せにする事とは何かを学んでいくサクセスストーリー。
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政治知識ゼロの佐藤智子(主婦)が、目の前に人を幸せにする為に立ち上がる!
民衆の敵とは誰の事なのか?!
最初は主婦が政治家になるという事より、政治の知識ゼロの状態で、立候補する事に違和感を覚えました。
経済的にキツくて、卵焼きを肉だと言って息子に食べさせていて、高額収入=家族の幸せという動機で立候補した智子。
ま、本気で世の中を良くしようと思って立候補する方が少ないのかな~と、リアルな政治の世界も同じなんだろうと思って見ていました。
でも智子は少しずつ、まず目の前の人を幸せにしたいと思うようになって、仲間に協力してもらいながら、立ち向かっていきます。
「そんなのおかしくないですか?」と、有耶無耶にしないで、解決しようと奔走します。
でも派閥のドンの陰謀に巻き込まれたり、政治はキレイ事だけじゃ進まない事も痛感していきます。
タイトルの民衆の敵は、私利私欲にまみれた智子と敵対する政治家だと思って見ていました。
でも途中で民衆の敵は智子になってしまいます。
策略にハマったからです。
政治の世界って恐いな~と思うと同時に、政治に無関心な国民にも罪がある気がしました。
政治家が悪いという前に、そんな政治家に投票した国民も、また投票すらしなかった国民にも非があるのかなと思わせるドラマでした。
この結末はどうなるのだろう?最終回で急展開なので、予想がつきませんでした。
でも、ラストは予想外で、未来に希望が持てる終わり方でした。
好きの反対は嫌いでは無く無関心だそうです。無関心は一番良くないことだなと思いました。
智子は無茶苦茶だったりするけど、一番大切なことを見失うことが無かったら、最終的に民衆の敵にならずに済みました。
篠原涼子さんは、無知な主婦から政治家になっていく顔を、上手に演じていたと思います。
高橋一生さんも、政治家の家に生まれたサラブレッドだけど、心に闇を抱えていて、安アパートで風俗嬢と心を通わせる役を演じています。
セクシーショットもあり、女性視聴者へのサービスショットなのかな?と思いました。