パパ活のキャストとあらすじ
デートするだけでお金が貰えるパパ活。
大学生の杏里は、家出してお金が無くてパパ活してしまう。
でも再会したその足長おじさん栗山は、大学の先生だった。
栗山の過去を知った杏里は栗山の娘の代わりになろうとしているうちに、本当に栗山を好きになってしまう。
不純な動機でスタートした関係に、愛する資格はあるのか?
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パパ…もうお金はいらないから、杏里と恋愛してくれますか?
「パパ活」言い方はクラブ活動みたいに軽いけど、セックスしない援助交際の事です。
杏里は家庭環境の問題から逃げる為に、家を出てネットカフェに泊まって、彼氏にも見放されます。
そしてお金の為にパパ活を始めてしまいます。
自分に置き換えると、彼氏がいたのにそういう選択に向かう道は選ばなかったと思いました。
見捨てる彼にも愛が足りなかったのかな~
単なる恋愛ドラマとしてみれば、杏里が栗山を本気で好きになって、栗山も杏里を好きになる。
あり得る話だと思います。
恋愛は理性の利かないものだし、スタートがどうであれ、成立すると思います。
でも、杏里と栗山は純愛というより、寂しさを埋める関係のような気がします。
いつかその事に気付いた時に、別れがくる気がします。
脚本が野島伸司さんなので、明るいテーマでは無いだろなと思って見ていました。
後半で妻の自殺シーンがあり、やっぱりか~と思いました。
援助交際から純愛?
援助交際から不倫?
個人的に不倫でも純愛はアリだと思います。
でも援助交際から純愛は無いと思います。
違いは二人の関係に「金銭関係」があったからです。
金銭関係で成立しているのは、ビジネスだからです。
援助交際、不倫、自殺、よくあるドラマなら、きっと二人には別れが用意されていると思います。
でも、このドラマは違います。
だからラストシーンは意外でした。
きっと倫理的な事や道徳的な事を描くのでは無く、人間の弱さ、ずるさ、強かさを描いたのかな?と感じました。
ダメな事も、間違っている事も、逃げてる事も、全部分かっているけど、それでも弱いから、この道しか選べない。
そんな選択の方がリアリティーがあるのかもしれません。
でもパパ活を見て、簡単にお金が稼げるとか思う女の子が増えない事を願います。
売春とは違うって気楽に考えると、落とし穴が待っていそうで怖いです。
犯罪に巻き込まれるリスクを考えて欲しいなと思いました。
見終わって、複雑な思いが残るドラマでした。