ナオミとカナコのキャストとあらすじ
直美と加奈子は大学時代の親友。加奈子は銀行員の夫の達郎からDVを受けていた。
酷くなる暴力を見かねた直美は、二人で達郎を殺す計画を立てる。
夫の替え玉も用意して、その計画は成功するはすだった。
夫の姉の陽子が執拗に二人を追い詰める。果たして二人は逃げ切れるのか?!
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広末涼子は親友の為に、内田有紀は子供を守る為に、DV夫を抹殺する役を熱演します!
DV夫に苦しめられている加奈子を助けるために、親友の直美は、夫を殺すことを提案します。
離婚すればいいじゃん!って話かなと思いますよね?
でも知り合いにDV夫がいて、その人がDVを受けている人を助ける会みたいな所に相談したら、DVは仮に本人が改心しても治らないそうです。
だから逃げるしか無いと言われたそうです。
その事を思い出して、物語的には省略されているけど、殺すしか無かったのかな?と思いました。
たぶん殺さなければ、自分が殺されると思ったのでしょうね。
殺害シーンは、夫が寝ている時を狙いますが、目を覚ましたので、凄くハラハラしました。
夫に似た人を替え玉にして失踪を装いますが、姉が執拗に疑います。
姉役の吉田羊さんが鬼気迫る演技で、めっちゃ怖いです。
なんでこの人にバレちゃうの?この人は探偵なの?と思うくらいで、二人を追い詰めていきます。
もう一人際立っていたのが、高畑淳子さんが演じる中国人です。
二人を助ける事になる重要な役です。
中国訛りの日本語で話すのですが、それが何とも言えない雰囲気なんです。
計画的なようで緻密では無い殺人だったので、どんどんボロが出て、二人が逮捕されるのは時間の問題となります。
そして二人は逃げる事を選択します。
逃げ続ける事は、ある意味捕まる事より苦しいかも…と思いながらも、逃げきるところを見たいとも思いました。
私が直美なら、親友の為に殺人犯にはなれなかったと思います。
かくまう施設とか駆け込み寺のような所に入れたでしょうね。
私が加奈子なら、やはり親友を殺人犯にする事は選択出来なかったと思います。
だって別な罪悪感が一生自分を苦しめそうだから。
二人は中国人の助けを借りて、ドンドン逃げます。
そして二人を追う陽子と警察。
時間との戦いのシーンです。
陽子は警察に命令するし、姉と言うより刑事みたい。
そして逃げきれた?捕まった?というところで終わってしまいます。
原作は逃げきれたようですが、雰囲気的に捕まった?という感じがしました。
でも笑顔の二人を見て、どちらか分からないラストシーンで良かったのかな?と思いました。