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びったれ!!!のキャストとあらすじ
シングルファーザーで、司法書士の伊武は元ヤクザ。びったれ(小心者)な弱い立場の人達を、表の顔(司法書士)と裏の顔(元ヤクザ)を使い分けて、問題を解決して救済していく。別冊ヤングチャンピオンで連載されている漫画が原作。作者は田島隆氏です。
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田中圭さんが、法律家とヤクザの2つの顔で、依頼人を守ります!
漫画が原作なので、ストーリーもぶっ飛んでいますが、信憑性があるのは原作者の田島氏は、海事代理士や行政書士として活躍されているからだと思います。
ご自身の体験談がエピソードにいかされているのでしょうね。
伊武の司法書士の時の顔と元ヤクザの顔のギャップが、ストーリーにメリハリが出て良かったと思います。
依頼人は弱い立場の人達なので、理不尽に苦しめられていて、でも法律では守れないジレンマがあります。
凄く悔しい!と思っていたら、法で裁けないから奥の手を出す的な感じで成敗するので、スカッとします。
ある意味、反則だとは思いますが、人間のクズな人種なので、逆に成敗されて良かったという気になります。
やっぱり善と悪がハッキリしていて、ヒーローのようにやっつけるドラマは、見終わって後味がスッキリして好きです。
一話完結なのもいいなと思います。
後半になると伊武の過去が明かされていきます。
なぜヤクザになったのか、過去の古傷がハッキリします。
またヤクザ時代に苦しめてしまった人と再会する事で、罪悪感に苛まれます。
でも心に傷を持つからこそ、人に優しくなれるんだなとも思えました。
伊武には娘がいます。
でも実の子ではありません。
なぜ自分の子供として育てたのか、明らかになります。
そして実の親が娘を奪いに来ます。
でも愛情からでは無く、自分のイメージの為に利用しようとします。
娘は伊武と実の親の間に挟まれますが、伊武の元へ帰ろうとします。
血より濃い二人の時間が深い絆となっていたのです。
そのシーンは、涙が止まりませんでした。
親子とは何なのか、どれだけ伊武が娘に愛情を注いでいたのか分かるシーンです。
家族になるには努力が必要で、これは例え血が繋がっていたとしても同じ事なんですね~
この二人を見ていると、そう強く感じました。
伊武を見ていると、例え過去に傷があっても、罪悪感があっても、やり直したり、前向きに生きる事は出来るんだと勇気を貰えました。
このドラマは映画化されたようです。
映画の方も見てみたいなと思いました。