キー局とは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




キー局

皆さんは「キー局」という言葉をご存知ですか?

局の付く言葉と言えば、郵便局、医局、放送局などですが、キー局もそのような組織なのでしょうか?

「キー局」という言葉を聞いたことがあるけど、詳しいことは分からないという人が多いかもしれません。

「キー局」は、芸能界の業界用語(隠語)の中の一つです。

キー局の意味

日本にはNHKと民放放送局がありますが、「キー局」とは民放放送局で、『系列ネットワークの中心となる局』の事を言います。

日本の5つの主要テレビ局と言えば、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビ です。

そしてこの5つのテレビ局の本社は、全て東京に集中しています。

そして在京キー局とも呼ばれています。

キー局は、報道番組やバラエティー番組などを制作します。

その番組をネットワーク系列の各ローカル局に、卸売りを行っています。

地方の放送局も番組制作をしますが、テレビ番組総売り上げ55.7%はキー局のもので、テレビ業界のほとんどを占めています。

系列ネットワークはそれぞれの系列新聞社との関係性が深く、メディア全体に大きな影響力を与えています。

キー局子会社のCS放送やインターネット配信も増えていて、直接全国に小売するようになっています。

その為、キー局の定義はやや変遷し始めています。

またキー局は、番組製作とスポンサー集めを一括して行っています。

そして地方局へは「ネット保証金」を支払い、コマーシャルも含めて放送していますが、これを「ネットワークセールス枠」と呼びます。

テレビのプライムタイムは、ほとんどの番組がネットワークセール枠となっています。

キー局の使い方

ここでは「キー局」の使い方をご紹介します。

①「NHKは民放では無く法人なので、キー局という用語は使いません」

→NHKは民放では無く法人なので、民放放送の中心局という用語は使いません。

②「キー局のフジテレビには、全国に28に系列の地方局があります」

→民放放送の中心局のフジテレビには、全国に28の系列の地方局があります。

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