明日の約束のキャストとあらすじ
藍沢日向は、高校のスクールカウンセラー。
ある男子生徒に告白されたが、翌日その生徒が自殺をする。
学校では犯人探しが始まる。そしてマスコミを巻き込み騒動は広がっていく。
歪んだ親子関係、なぜ死を選んだのか、その闇の真相を日向が探し始める。
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井上真央がスクールカウンセラーを演じ、学校に潜む闇を明かしていく
暗くて重いテーマです。
男子生徒の自殺の真相を調べていくうちに、スクールカウンセラーの日向は、自分自身の闇とも向かい合う事になります。
自分の闇と向かい合うのは、他人の闇と向かい合うより辛いことです。
日向には毒親の尚子がいます。
尚子から自由になりたいけど、抜け出せない葛藤があります。
自殺した子も、やはり毒母がいて苦しんでいた事が分かります。私自身も母親との関係に悩んでいたので、逃げ場の無い気持ちはよく理解出来ました。
他人なら関係を切る事が出来るけど、親子や家族は切る事が出来ないので、闇は深くなっていきます。
しかも毒親は、愛情だと信じていて、子供の苦悩に気付いていないケースが多いので、子供だけが傷付いていきます。
逃げ出せる子はまだマシで、親を捨てられない子が自分を捨て、自殺という道を選んでしまったんだと、見ていてやり場の無い気持ちになりました。
日向を演じる井上真央さんは、難しい役を見事に演じていたと思います。
女優さんとして、とても成長されたなぁと感じました。
手塚理美さんや仲間由紀恵さんの毒親も、利己的な愛情を良く演じていたと思います。
もしかしたら、この二人も毒親に育てられていたのかな?
毒は親からの感染して、また自分の子供を苦しめるのでは?という恐怖を感じました。
理想の親子のカタチって、いったい何なんだろう?と、深く考えさせられたドラマでした。
日向は結局学校を去る事になります。
そしてやっと母から自由になる事を選択します。
毒親は感情的に攻撃しますが、日向は冷静に、そしてやっと本心を親に伝える事が出来ました。
伝える事で、心の深い闇の中の石のようなった気持ちを、解放させてあげられました。
このシーンは涙が止まりませんでした。
私にも同じ経験があったので、その時の事を思い出したからです。
そして、日向は学校を去る時に、生徒に向かって話します。
この事件で一番許せない人について話します。
これは意外な人だったけど、でもすぐに同じ気持ちになりました。
親子で見て欲しいと思うドラマでした。