本読み
皆さんは「本読み」と聞いたら、「本を読むこと」、「読書家」という意味を想像すると思います。
これ以外にも「本読み」と呼ばれる芸能界の業界用語(隠語)があります。
業界用語は一般の人に分からないように、暗号のような意味合いがあります。
「本読み」は、主にドラマや映画や舞台などの演技をする現場で、俳優や女優に使われている言葉です。
本読みの意味
ドラマや映画や舞台などで、稽古の前に俳優や女優などの出演者を集めて、作者や演出者などが脚本、台本を読み聞かせた後に、その作品の意図を伝える作業の事を『本読み』と言います。
本読みが終わった後に、役者の方からの質問タイムとなります。
脚本については脚本家に、演出に関する部分は演出家に、疑問点を質問をします。
本読みが行われているのは、リハーサルルームのような場所が多いようです。
リハーサルルームは、よくある会議室のようなテーブルと椅子が置いてあるだけの殺風景な部屋で、そこでみんな並んで座っている感じで、華やかな芸能界とは違うイメージです。
台本が素晴らしいと、「本読み」の段階で泣いてしまう役者やスタッフもいるようです。
でも台本の出来が悪いと、脚本家には針のむしろになるそうです。
プチサプライズがある場合もあり、出演者に誕生日が近いの人がいると、バースデーケーキや花束を贈られる事もあるようです。
一気に場の雰囲気が明るくなり、打ち解けた感じになれるのでチームワークが作りやすくなるようです。
本読みの様子は、ネットニュースになったり、出演者のブログなどで紹介される事が多くなっています。
特にドラマは視聴率を上げる為にも、ネットニュースで取り上げられると話題作りになるようです。
本読みの使い方
ここでは「本読み」の使い方をご紹介します。
①「初めてのドラマの主役なので、本読みから緊張してしまった」
→初めてのドラマの主役なので、台本の読み聞かせの時から緊張してしまった。