ロケハンとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




ロケハン

皆さんは「ロケハン」という言葉をご存知ですか?

意味はよく分からなくても、テレビ番組内で耳にした事があるかもしれませんね。

一般的には使われていない言葉なので、日常では使わないと思います。

芸能界には業界用語と呼ばれる隠語があり、「ロケハン」もその一つです。

ロケハンの意味

「ロケハン」は元々は映画関係者の間で使われる言葉でしたが、今は芸能界全体で使われています。

ロケハンは、2つの意味で使われています。

一つ目は「ロケーションハンティングの略語」です。

映画やテレビ番組の野外での撮影の下見をする事で、撮影場所を捜し、確保する目的で行われます。

番組を作る為の下準備の意味合いになります。

ドラマや映画のシーンに合うイメージの場所の写真を見て、実際そこへ行ってイメージ通りか確認したり、イメージに合っても撮影出来る時間帯が希望と合わないなど、なかなか大変な作業のようです。

二つ目は「ロケ班」という意味で使われています。

ロケ班は、「屋外でロケをする現場のスタッフのチームのこと」を意味しています。

スタジオで撮影するチームは「スタジオ班」だとすると、屋外で撮影するチームが「ロケ班」という事になります。

ロケーションの下見では無く、その現場を仕切るスタッフたちの事になります。

テレビ番組内で耳にする「ロケハン」は、ロケーションハンティングの略では無く、ロケ班を指している事が多いです。

ロケ班のADは苦労が多く、ロケ準備、長時間のロケ、ロケ終わりの編集の準備、連日の編集作業と、そのロケの前後の作業も多くあるので、泊まり込みになったりすることもあるそうです。

ロケハンの使い方

ここでは「ロケハン」の使い方をご紹介します。

①「今度の映画のロケハンで沖縄へ行きました」

→今度の映画の撮影場所の下見で沖縄へ行きました。

②「来週はスタジオの仕事では無く、ロケハンになった」

→来週はスタジオの仕事では無く、屋外撮影のチームプレーになった。