ランスルー
皆さんはランスルーという言葉をご存じですか?
特定の業界で使われる言葉なので、一般的には聞いた事が無い人も多いと思います。
ランスルーという言葉が使われるのは、「テレビ局」「演劇関係」など、主に芸能界で使われている業界用語です。
演劇関係ではランスルーと同意語で、ゲネプロと呼ぶ場合もあります。
ランスルーの意味
ランスルーの意味は、『本番と同じに行う通し稽古(リハーサル)』の事です。
本番と同じ行程の通しのリハーサルですが、流れの確認になるので、軽く流す場合の事が多いようです。
他のリハーサルとの違いは、「通しで行う」という点が大きく違います。
他のリハーサルは問題点があったり、ミスがあった場合に止めて確認したり、やり直したりする事が出来ます。
元々リハーサルは、本番を円滑にする為に行うものです。
色んな確認作業をする事が目的で、リハーサルでミスをしても特に問題はありません。
これに対してランスルーは途中で止める事が出来ないので、ミスや不備が見付かっても止めません。
最後まで通して終わった後での確認となるので、やり直しする事が出来ないデメリットがあります。
でも本番と同じ流れを一度確認出来るので、本番への緊張感が和らいで収録が出来るというメリットもあります。
本番と同じ時間がかかるので、何度もランスルーする事は出来ないので、一回きりというのが普通のようです。
ランスルーを希望する出演者は多いようです。
本番直前の通しのリハーサルをする事で、リラックスして本番に望めるので、ランスルーより良い結果が出やすいようです。
ランスルーの使い方
ここでは「ランスルー」の使い方をご紹介します。
①「テレビ初出演でランスルーをしたら、本番はリラックスして上手くいきました」
→テレビ初出演で「通しのリハーサルをしたら」、本番はリラックスして上手くいきました。
②「ランスルー無しの仕事は、本番が緊張してしまいます」
→「通しのリハーサル無し」の仕事は、本番が緊張してしまいます。