トラとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




トラ

「トラ」と聞いてどんな意味を想像しますか?

①虎(ネコ科の動物)。

②トラディショナルの略語。

ほとんどの方は動物の虎を想像して、残りの方は何かの略語かな?と思い浮かべるかもしれません。

芸能界には業界用語があり、一般的な意味合いとは違う意味で使われています。

似ている事もありますが、「トラ」に関しては独自の意味がありました。

トラの意味

「トラ」は一般的には「動物の名前」「略語」として使われています。

芸能界の業界用語の「トラ」は、『エキストラの略語』です。

エキストラとは、端役や代役の事です。

エキストラは映画だと、通行人役だったり、観衆だったり、セリフが無い役がほとんどです。

エキストラは俳優の場合もありますが、アルバイトで集められて一般人の事が多いようです。

テレビ局で募集するボランティアのエキストラもいるそうです。

エキストラは俳優に会えたり、ドラマや映画の現場を体験出来るメリットがありますが、拘束時間が長く(5時間くらいの場合もあり)、謝礼が安く(1000~5000円くらい)交通費が支給されないデメリットがあるようです。

音楽関係では「代役」という意味合いで使われており、例えばギターの担当が病欠で来られない場合に、「トラ(代役)」で、他のギターリストが呼ばれるなどに使われるようです。

ピンチヒッターという役割で使われるようです。

端役でも代役でも、臨時で雇われる人の事を意味しています。

「トラ」はプロを目指す人にとっては、繋ぎの仕事、下積みの仕事、という生計を立てる手段と共に、何とか業界の人に覚えてもらいたいという仕事のようです。

トラの使い方

ここでは「トラ」の使い方をご紹介します。

①「この映画は時代劇の合戦のシーンで、1000人のトラが使われた大作です」

→この映画は時代劇の合戦のシーンで、1000人の端役が使われた大作です。

②「ギターが急病で、トラで呼ばれてステージに立った」

→ギターが急病で、代役で呼ばれてステージに立った。