ぜひモノ
皆さんは「ぜひモノ」という言葉をご存知ですか?
ご存知の方は少ないと思います。
それは「ぜひモノ」が、業界用語(隠語)という芸能界で使われている言葉だからです。
業界用語(隠語)は、一般的な言葉の意味と違う場合が多い傾向があります。
「ぜひ」→是非?、「モノ」→物?という推理になると思います。
ぜひモノの意味
「ぜひモノ」は、テレビ番組やラジオ番組で、「絶対に欠かせない部分、ネタ、アイテムなどのこと」です。
「ぜひモノ」という言葉は、「是非とも紹介しなければならないモノ」を省略した言葉です。
生放送の情報番組等で、ニュースや情報など色々なネタの中で、スポンサーの「パブリシティーと呼ばれる情報扱いの商品を紹介することなど」が、「ぜひモノ」として扱われています。
「ぜひモノ」は、放送業界において、どんなに放送時間が押しても(長引いても)、「絶対に飛ばせないもの」になります。
別な言い方だと「マルゼ(絶対という意味)」とも言われています。
番組進行の中で、「ぜひモノ」には細心の注意が払われています。
民放テレビにとっては、スポンサー無くして番組は作れません。
NHKとは違って、スポンサーからの広告料を収入源として、番組を制作費を捻出する必要があるからです。
その為、スポンサー契約を打ち切られる事は、テレビ局にとっては大打撃となります。
スポンサーの機嫌を損ねるような真似は、絶対に出来ないという裏事情があります。
パブリシティは、広告料金を支払わなくても、結果として広告の効果が得られるような番組の事ですが、いつもお世話になっているスポンサーに対して貢献する事は、関係性を保つ上で重要なのです。
ぜひモノの使い方
ここでは「ぜひモノ」の使い方をご紹介します。
①「ゲストのトークが長引いて収録が押しているが、ぜひモノの紹介をするように指示が出た」
→ゲストのトークが長引いて収録が押しているが、ぜひモノの紹介をするように指示が出た。