あご
皆さんは「あご」と聞いたら、何を思い浮かべますか?
①顔の口の下の、言葉を話し、物をかむのに使う部位、うわあご。
②トビウオ(あごだし)。
③魚のエラ。
この中のどれかを思い浮かべたと思います。
これ以外にも業界用語(隠語)と呼ばれる芸能界の人達が使う言葉があります。
あごの意味
芸能界の業界用語(隠語) で「あご」は、『食事代』の事を言います。
なぜ「あご」が食事代を意味しているかというと、食べるときに顎で噛む事が由来のようです。
食べる動作からイメージして出来た隠語で、元々は寄せ芸人の隠語として使われていました。
由来は芸人ならではのトンチ的な粋な言い回しだったようです。
例えばテレビの旅行番組や食レポなどで、タレントが食事をするシーンをよく見かけると思います。
その時に、「この食事代はタレントが払うの?」と疑問を持った人がいるかもしれませんね。
でも番組の為の飲食代は、基本的にはテレビ局が支払いをします。
それは番組予算として、支払いの時に領収書をもらってきて、局側が清算します。
中には、広告料名目で相殺する場合もあるようです。
ただ、タレントが自腹で払うという番組の場合には、タレントのポケットマネーから支払うようです。
これをテレビ局で支払ってしまうと、「やらせ番組」とバッシングを受けるからです。
でも仮に自腹になったとしても、損をしない出演料は支払われていると推測されます。
毎回赤字になるなら、いくら人気番組だったとしても、ボランティアじゃないので、出演するタレントがいなくなるからです。
あごの意味
ここでは「あご」の使い方をご紹介します。
①「今回のロケはロケバスで日帰りできるので、出演料とあごだけでいいですか?」
→今回のロケはロケバスで日帰りできるので、出演料と食事代だけでいいですか?
②「あごはいくら出しますか?」
→食事代はいくらだしますか?
③「エキストラをしたが、あごが出なくてガッカリした」
→エキストラをしたが、食事代が出なくてガッカリした。