あいのりとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




あいのり

「あいのり」という言葉は、知っていても日常的には使わない言葉だと思います。

一般的な「あいのり」の意味は二つあります。

①本来は別々に乗るべき人同士が、一つの乗り物に一緒に乗ること、同乗。

② 他人と共同で行うこと。

あと、テレビ番組の「あいのり」を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。

「あいのり」の意味

芸能界には業界用語(隠語)という専門用語のような事があり、一般的な意味合いとは違う場合で使う事が多くあります。

業界用語で「あいのり」は、複数のスポンサーが1つの番組を共同で提供することを意味しています。

もう一つ、決定しているスケジュールに、新たに入り込んでくるスケジュールの事も「あいのり」と言います。

NHKは視聴者からの受信料が局の収入になり、番組の制作費になりますが、民放局は企業からの広告料(スポンサー)が収入となり、番組の製作費となります。

不景気になり、1社だけでは制作費が足りないので、複数のスポンサーを探さなければいけない現状があるようです。

企業(スポンサー)は、テレビでコマーシャルを流す事で宣伝効果があり、テレビ局は広告料を得るギブアンドテイクの関係が成り立っています。

テレビが視聴率を気にするのは、視聴率が悪いとスポンサーが決まらないという影響があるからのようです。

提供スポンサーは、番組放送中に画面に企業名が表示されます。

ナレーションで「○○の提供でお送りいたします」などと流れるのを聞いた事があると思いますが、購入枠によってナレーションや表示などには差があるようです。

購入枠の大きいスポンサーは、ナレーションの時に企業のキャッチフレーズが入る場合もあります。

「あいのり」の使い方

ここでは「あいのり」の使い方をご紹介します。

①「新ドラマは8社のあいのりになります」

→「新ドラマは8社の共同提供になります」

②「最近はあいのりじゃないと、制作費が足りない現状がある」

→最近は共同提供じゃないと、制作費が足りない現状がある。

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