ばらすとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




ばらす

皆さんは「ばらす」という言葉を聞いたら、どんな意味かは分かりますよね?

・ばらばらにする事。(例・バラバラに分解した)

・人の秘密をあばき、言い広める事。(例・悪事をばらした)

どちらかの意味を思い浮かべると思います。

この他にも芸能界の業界用語(隠語)に「ばらす」という言葉があります。

「ばらす」の意味

芸能界の業界用語(隠語)の「ばらす」は、『片付ける』の意味で使われている言葉です。

テレビの撮影収録が終わった後で、機材や美術セットなどを片づける作業の時に、「ばらす」という言葉を使っています。

セットを片付けて、現場から撤収する事を意味します。

同じ片付けるという意味で「わらう」も使われます。

大道具を片付ける時に「それ、わらっておいて」などと使います。

逆にセットを作ることを「たたき」、固定することを「殺す」といいます。

セットを片付ける以外にも、出演者の体調不良や機器類の不具合が
起こった場合など、収録が出来なくなった時に「予定を取り止めること」も「ばらす」と言います。

また「(仮)ばらし」という使い方があります。

これは「仕事のスケジュールの仮押さえ」という意味です。

テレビ局からオファーが来たのでスケジュールを空けておくと、結果的にキャンセルになり、スケジュールをキープ損させられたという意味です。

芸人の中ではあるあるネタで、本命のタレントや芸人のスケジュールが未確定の時に、穴が開かないように代打要員としてスケジュールを押さえて置かれるという事はよくあるそうです。

結局は本命のタレントや芸人のスケジュールが入ったので、代打不要となりキャンセルになるという流れになるそうです。

「ばらす」の使い方

ここでは「ばらす」の使い方をご紹介します。

①「スケジュールが押しているので、急いでばらすように先輩に言われた」

→スケジュールが押しているので、急いで片付けるように先輩に言われた。