バーター
皆さんは「バーター」という言葉を聞いた事がありますか?
テレビ番組で「◯◯のバーターで呼ばれた」など、会話の中に出てきたのを聞いた事がありませんか?
バーターは、食品のバターではありません。
ビジネスの現場でも使われていて、芸能界の業界用語(隠語)でもあります。
業界用語は普通の読み方を逆にする事も多くあります。
バーターの意味
バーターとは英語で「交換条件」を意味して、ビジネスの世界では「バーター取引」というものがあります。
現金を使用せずに、商品やサービスなどを交換することです。
芸能界の業界用語(隠語)では、「束」を逆さ読みしてバタ→バーターと言います。
2人の芸能人を1つとする=束にするといった意味合いから「束」→「バーター」となったようです。
芸能界では逆さ読みが多く、寿司の事をシースー、飯をシーメーなどと言います。
芸能界でのバーターは、芸能事務所とテレビ局の間で行われる交渉です。
売れてるタレントや俳優・女優と抱き合わせで、売れてないタレントや新人を出演させる事です。
事務所側は、売れてないタレントの仕事を得る事や新人を売り出すチャンスになるメリットがあり、テレビ局側は売れてるタレントを出演させる事で視聴率アップのメリットがあり、ギブアンドテイクの取引となります。
バーターは、同じ番組に出演する事もあれば、まったく別な番組に出演する場合もあります。
違う番組の時はバーターと気付きませんが、同じ番組だとバーターだなと認識されやすいと思います。
テレビ番組内で「どうせ◯◯さんのバーターだから」的な発言をするタレントがいるので、一般人(視聴者)にもバーターという言葉が浸透してきたと思います。
バーターの使い方
ここでは「バーター」の使い方をご紹介します。
①「バーター出演が切っ掛けで、人気がブレークした」
→抱き合わせ出演が切っ掛けで、人気がブレークした。
②「バーターだけど、人気番組に出演できた」
→抱き合わせ出演だけど、人気番組に出演できた。