ハケる
皆さんは「ハケる」という言を口にしますか?
一般的な意味は、とどこおらずによく流通すること。
・水などがたまらないで流れ去る様子。
・品物などがよく売れること。
芸能界には業界用語(隠語)があり、一般的な意味とは少し違う意味となり、使われ方も変わります。
また逆さ読みするだけで、意味は同じ時もあります。
ハケるの意味
芸能界の業界用語(隠語)は、業界外の人がいる時に、話の中身を悟られないようにする為に、暗号のような言葉を使うようです。
同じような意味合いで、デパートなどでもトイレに行きますを「3番に行ってきます」などと、お客様に聞かれても分からないようにしています。
この場合の「はける」を漢字で書くと「捌ける」になります。
「はける」は「水捌けが悪い」などの「捌ける」が使われています。
「ハケる」は、『舞台の上から登場人物(俳優)や道具類が消える(片付ける)こと』です。
観客やカメラから見ないところに出て行く(移動する)という意味があります。
同じ意味で使われる「わらう」は道具を対象で、にしたもので、人に対しては使われません。
主に「画面外に出て行く事」と「どける」時に使う言葉です。
逆に舞台に登場することは「出る」なので、「出ハケ」と言います。
よくあるシチュエーションでは、撮影が終わったから「出番がおわったよ、片付けて」という意味で使います。
歌番組では、「このタイミングで、照明が切り替わったら袖にはけてください」というような指示を出したりします。
割りと大掛かりな物や複数の人数に対して、指示する言葉になる事が多いようです。
ハケるの使い方
ここでは「ハケる」の使い方をご紹介します。
①「次のシーンが終わったら、セットハケるように!」
→次のシーンが終わったら、セットを片付けるように!
②「ディレクターからキューが出たら、ハケるんですね?」
→ディレクターから合図が出たら、画面から出るんですね?