あぶらげとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




あぶらげ

皆さんは「あぶらげ」と聞いて、思い浮かぶもの何ですか?

「油揚げ」を想像する人がほとんどだと思います。

普通にGoogleで「あぶらげ」を検索すると、実際に「油揚げ」が表示されます。

でもこの「あぶらげ」を別な意味で使う人達がいます。

芸能界と呼ばれる場所で働く人達が使う言葉です。

あぶらげの意味

芸能界と呼ばれる特に演劇の舞台やテレビ番組のセットで使われる言葉です。

美術スタッフの人達が主に使っている業界用語(隠語)です。

「あぶらげ」は、『舞台を高くするときなどに使う台を(平台)』の事を指して言います。

サイズは3尺×3尺、3尺×4尺が一般的のようです

平台は、四角形がメインで使われていますが、三角形の平台が使われることもあります。

そして、この三角形の平台のことを「あぶらげ」と呼んでいます。

油揚げは、三角形の物と四角形の物がありますが、最近スーパーで見掛けるのは四角形が主流です。

油揚げの形については、地域で差があるようです。

・東日本=稲荷→稲の荷物→俵型。

・西日本=おいなりさん→きつね→きつねの耳→三角型。

また三角形の方が隙間が無くて、一度に沢山揚げられるという理由で、三角形の物を作る所もあるようです。

現在、三角形のお稲荷さんを販売しているのは、九州のようです。

恐らく美術用具を「あぶらげ」と命名した人は、三角形の油揚げを食べていて、更に好きな具材だった可能性があります。

言葉のルーツは謎が多いですが、想像すると楽しく夢があると思います。

隠語には遊び心があるようですね。

あぶらげの使い方

ここでは「あぶらげ」の使い方をご紹介します。

①「次のシーンのセットを組むから、あぶらげ用意しておいて」

→次のシーンのセットを組むから、三角形の平台用意しておいて。

②「セットばらす時に、あぶらげは使うから残しておいて」

→セット片付ける(バラす)時に、三角形の平台は使うから残しておいて。

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