ケツカッチンとは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




ケツカッチン

皆さんは「ケツカッチン」という言葉をご存知ですか?

なんだか小学生の子供が使っている言葉のようで、よく分からないという方も多いかもしれません。

もしくはテレビ番組を見ていて、平野ノラさんが口にした言葉が耳に残っていた人もいるかもしれません。

ケツカッチンは芸能界で使われている業界用語(隠語)です。

ケツカッチンの意味

「ケツカッチン」は『後のスケジュールが押し迫っている』状態の事をいいます。

言葉を分解すると、「ケツ」は後ろの意味で、カッチン予定があるで、「後ろの予定がある」という意味に使われます。

「尻ボールド」「ケツカチ」「あとカチ」とも呼ばれていました。

後ろの予定があるという状態ですが、急がないと予定に間に合わなくなるという切羽詰まった感じがあります。

タレントの次のスケジュールが詰まっていたり、スタジオを使える残り時間が迫っていたり、早く終わらせる必要に迫られて使います。

映画やドラマの撮影の時間を区切るのに「カチンコ」という道具が使われています。撮影の始まりと終わりに、カチンコが鳴らされますが、「けつ(撮影終わり)」に「カチンコ」を鳴らした後で、撮影をしないので、「もう撮影をしない」という事になり、(予定が詰まっているので)終わりましょう!という催促になります。

ケツカッチンは、80年代のバブル時代に誕生した言葉です。

ほとんど死語になっていますが、平野ノラさんが「OK、バブリー、ケツカッチン」等とネタで使って、再ブレークした感じです。

若い世代には逆に新鮮に感じたようで、面白がって使っていて広まったかんじです。

ケツカッチンの使い方

ここでは「ケツカッチン」の使い方をご紹介します。

①「今日はケツカッチンのタレントがいるので、20時で撮影は終了します」

→今日は後に予定があるのタレントがいるので、20時に撮影は終了します。

②「この後に別な収録が入っているので、ケツカッチンでお願いします」

→この後に別な収録が入っているので、早く切り上げるようお願いします。

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