ピン
「ピン」という言葉を書いて、人それぞれ思い浮かぶものが違うと思います。
・物を留める道具。
・ボーリングの瓶状の標的。
・ゴルフのホールに刺す目印。
・登山のハーケンなど。
・サイコロの数字の1。
・最上級のもの(ピンキリのピン)
この他にも色々と思い付いたかもしれませんね。
芸能界の業界用語(隠語)の「ピン」はご存知ですか?
ピンの意味
芸能界で「ピン」は、1人で活動する芸人の事を指す言葉です。
単にピン、ピン芸とも言います。
ピン芸人は、コンビやグループに属さず1人で活動しています(笑い芸人や漫談家、1人コントを演じるコメディアン)
でも落語家、講談師、奇術師などはピン芸人とは呼びません。
中にはコンビやグループを組んでいても、ピンでの活動が中心となっている人、R-1ぐらんぷりなどの催しに出場する為に、ピンとして活動する芸人もいます。
ピン芸の芸風としては、「漫談」「モノマネ」「1人コント」フリップなどを用いた「小道具芸」、「リズムネタ(歌)」などがあり、中にはカラダを張った芸風や裸ネタの芸人もいます。
コンビと違って、「ボケ」や「ツッコミ」が出来ないので、ワンパターンになりがちな為に、奇抜なスタイルになる傾向があります。
またコンビからピンになった芸人が、俳優活動で活躍するケースが最近増えている傾向にあります。
コンビの場合、相手のキャラに合わせる必要があり、その分ピンは縛りが無く自由というメリットもあります。
どちらが成功するかは一概には言えず、それぞれのメリットとデメリットがあります。
どちらにしても、オリジナリティや個性が求められるのは同じです。
ピンの使い方
ここでは「ピン」の使い方をご紹介します。
①「相方が引退してピン芸人になったが、今の方が人気が出て売れっ子になった」
→相方が引退して一人で芸をしているが、今の方が人気が出て売れっ子になった。
②「ピンでコントをしていたら俳優のオファーが来て、月9の出演が決まった」
→一人コントをしていたら俳優のオファーが来て、月9の出演が決まった。