ダブり
皆さんは「ダブり」という言葉を普段使っていますか?
「ダブり」は一般的には『重複すること』という意味で使われています。
家にあるのに在庫確認せずに買ってしまった時に、物がダブったという言い方をしたり、浪人した時に◯年ダブったと言ったりします。
でも芸能界の業界用語(隠語)で使われている「ダブり」は、別の意味で使われています。
ダブりの意味
業界用語として使われている「ダブり」は、『1日に2本仕事をすること』や『二役以上役が振られていること』という意味で使われています。
英語のダブルは、2倍や二重、2つ組などを意味する言葉ですが、ダブルがダブりに言いやすく変化したものと思われます。
1日2本仕事が重なったり、ドラマなどで二役する事は、売れっ子の証で、人気があるという事だという事だと思います。
売れっ子の芸人さんは、1か月全く休みが無い方もいるようです。
収入が不安定な芸能人は、スケジュールが埋まっている方が、肉体的にキツくても、精神的には楽に感じるようです。
スケジュールの量に比例して、人気があるという事のようです。
ただスケジュールのダブりはご法度で、いわゆるダフルブッキングはタブーとされています。
同じ時間帯に同じタレントが画面に出ることは、暗黙のルールでいけない事になっています。
その場合は、顔にモザイクが入ったり、カットされてしまう事もあるようです。
事務所とテレビ局の間で、裏番組に出演しないという契約になっている場合もあるようです。
その為、事務所、テレビ局のスタッフ、スポンサーなど、ダブりが無いように、かなり気を遣っているそうです。
意外と芸能界はルール違反には厳しいようです。
ダブりの使い方
ここでは「ダブり」の使い方をご紹介します。
①「今日の収録はダブりだから、帰るのは朝になりそうだ」
→今日の収録は二本録りだから、帰るのは朝になりそうだ。
②「次のドラマのオファーはダブりの役だ」
→次の仕事のオファーは、一人二役だ。