宣材とは?芸能界で気になる言葉の意味や使い方を解説【業界用語】




宣材

皆さんは「宣材」をご存知ですか?

宣材と書いて「せんざい」と読むので、音だけ聞くと「洗剤」「潜在」「煎剤」などをイメージするかもしれませんが、「宣材」という感じを見たらピンと来ないと思います。

実は「宣材」とは、芸能界の業界用語(隠語)と呼ばれる専門用語のような使われ方をする言葉です。

宣材の意味

芸能界の業界用語(隠語)で「宣材」は、「宣伝材料」の略称です。

別な言い方だと「宣伝写真」や「コンポジ(コンポジット)」などと同じ意味合いになります。

企業なら、商品の宣伝の為の写真や、販売促進のための景品などの事を意味します。

芸能界で活躍する為には、ほとんどの芸能人は事務所に所属しています。

すると事務所がテレビや雑誌にタレントやモデルを売り込みをします。

その時には、タレントやモデルの写真やプロフィールが必要になります。

タレントやモデルにとっては名刺のようなもので、オーディションの時には履歴書の役割をします。

女性なら少しでも美しく写りの良い写真を選び、プロフィールもその他大勢の中に仕分けされないように、工夫して個性を出す事が大切になります。

「あなた誰ですか?」という事にならない程度に、キレイに修正されるようです。

新人ほど「宣材」は更新されますが、ある程度知名度が上がると、「宣材」はほぼ必要なくなっていきます。

大物になると、「何年前の宣材なの?」と思うほど昔の写真がそのまま使われている場合もあります。

逆にこれから芸能界を目指す人の為に、「宣伝写真撮ります!」というスタジオが全国に多数あります。

今は親が子供を子役やモデルにしたくて、子供より積極的に活動している時代のようで、キッズスタジオで撮影するようです。

宣材の使い方

ここでは「宣材」の使い方をご紹介します。

①「沢山の宣材の中から、雑誌のモデルの選考が始まった」

→沢山の宣伝用材料(写真)から、雑誌のモデルの選考が始まった。

②「自信のある宣材になったので、次のオーディションは自信があります」

→自信のある宣伝材料(写真)になったので、オーディションは自信があります。